薬剤師の平均年収は、残業時間なども含め勤務形態も様々なので一概には言えません。
厚生労働省の統計調査によれば、薬剤師全体の平均年収は533万円(平成27年)。ここ10年は順調に年々平均年収も上がっていることがわかります。
一般的なサラリーマンの平均年収が約420万円であることを考えると、比較的よい収入といえますが、人によっては700万円以上の年収で働く薬剤師さんもいらっしゃいます。
このような差はどうして起こるのでしょうか。
今回は、薬剤師が高年収を得るための2つのステップをわかりやすく解説していきます。
年収を増やすにはまず転職
とにかく年収をアップさせたいということであれば、転職を検討することが近道です。
特に、新卒から同じ職場で働き続けているケースでは、転職による年収アップはほぼ確実になります。
今の職場で働きながら転職活動を行い、年収がアップするなら転職という選択を繰り返していけばよいのです。
年に1度の昇給のみで年収を増やすのはとても長い道のりです。
薬剤師は慢性的に人手不足で求人はどこも売り手市場。どこも人材確保に必死に好条件を提示して人材確保に努めています。
薬剤師の不足は優良企業もブラック企業も変わりはありません。
薬剤師の離職率は約10%といわれています。3年働いたら同期の3人に1人は辞めていく計算です。
薬剤師が離職する理由は様々ですが、中でも大きいのが年収アップと人間関係の悩みです。
勤務時間が長く、収入が仕事内容に見合わないということであれば、解決手段は転職しかありません。
薬剤師の転職サイトをご覧になれば、現在の職場よりより好条件の求人がたくさん見つかるはずです。
そして、忙しいあなたに代わって転職のサポートを行うのが転職サイトです。
今の職場で働きながら、納得の条件が見つかった場合のみ転職すればいいので、転職によって条件が悪くなることはもちろんありません。
あなたも転職サイトに登録して普段通り働きながら、キャリアアップを目指してみませんか。
管理薬剤師を目指す
今の職場でなんとか年収を増やしたいという人も多いと思います。
薬局やドラッグストアの薬剤師であれば、店舗の責任者である管理薬剤師は年収を増やすための手堅い方法です。
地域や職場によって差もありますが、大体2年以上勤めているなら管理薬剤師を目指してみてはいかがでしょうか。
調剤薬局の管理薬剤師は、1つの薬局に必ず1人はいなければなりません。
役職や昇格はポストの空きの問題がありますが、今の職場で近い将来チャンスが見込めそうなら、転職の前に考えてみてもいいでしょう。
管理薬剤師手当は大体3万円~5万円程度。地域によっては年収650万程も十分狙っていけます。
管理薬剤師の仕事は別項でも解説しているように楽なものではありませんが、やりがいやメリットも多いです。
ただし、やはり今の職場のポスト次第な面も否めませんので、日ごろからエリアマネージャーからの評価を得るなどの努力も必要です。
人手が不足しているエリアでは、転職によって1年目から管理薬剤師になれるケースもあり得ます。
転職サイトでは地域情報に精通した転職コンサルタントに無料で相談が可能です。
ぜひ、一度自分が年収アップが実際にできそうかどうかを相談してみることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
薬剤師が年収を増やすためには副業などもありますが、今回は手堅く手っ取り早い2つの方法をご紹介しました。
転職にしても役職を得るにしても大切なのはタイミングです。
絶好の機会を逃さないためにも転職サイトをぜひ上手く活用してみてくださいね。